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私の作品でいつも使っている発泡断熱材「スタイロフォーム」のメーカー、ダウ化工株式会社の有友社長が、お忙しい中、湯河原のアトリエまでお越し下さいました。

製造過程や材料特性まで、今まで知らなかった興味深いお話をたくさん伺い、スタイロフォームのもつ魅力と可能性を改めて感じた1時間でした。

有友社長はヨットレースにも参加されているほどの本格的な海男のようで、つい先日も、葉山から熱海の初島までをヨットで往復されてきたのだとか。

その知的で品のある立ち姿の奥に、たくみに風を読んで帆を操り、どんな逆風でも目的地まで辿り着く手腕、そして、どこまでも広がる青い海を愛する情熱を秘めた素晴らしい方でした。

断熱材は、夏は部屋を涼しく保ち、冬は部屋を暖かく保つので、空調などの省エネルギーに役立っています。その他には、軽くて丈夫な性質を利用して、土手や滑走路 の下に土を盛る代わりにスタイロフォームを地中に敷き詰めることもあるんだそうです。

壁の中や、床の下、さらには地面の下まで、スタイロフォームは普段、私たちの目に見えないところで頑張っている優秀な建築材料です。

いつも縁の下の力持ちとなって働いているスタイロフォームが本来持っている鮮やかな青(スタイロブルー)の美しさを最大限に引き出して作品にし、多くの方々にご覧いただくことが私の使命だなと思った日でした。

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